鎌倉期、法然上人は、膨大な量の仏教聖典群から、『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』の三経を抽出し「浄土三部経」と命名しました。そして、法然上人、親鸞聖人が、これら三経を自らの信心を確立する所依の経典とされたので以後、浄土教思想理解の根本的基盤となりました。

講座では、この中の『仏説無量寿経』(ぶっせつむりょうじゅきょう、『大無量寿経』略称『大経』)を読み解いていきましょう。この経典に顕われる阿弥陀仏、本願、浄土、往生、念仏、信といった、よく耳にはしても理解困難な重要かつ基本的な用語の意味を解明し、二千余年にわたって世界的に広がった浄土教思想について理解を深めます。