花材になった遺影 〜お弔いの変遷〜
葬式は人生最大の儀式だが、自分では営めない。
現代の葬式は商品化され、残された遺族の気持ちを買い上げるような豪華な“葬儀”になった。だが、過去、日本人は葬儀を“お弔い”といい、主役は弔われる側だった。
『日本国語大辞典』で“弔う”を引いてみると次のようにある。「@人の死をいたみ、その喪にある人を慰める。くやみを述べる。弔慰する。弔問する。A死者の霊を慰め冥福を祈る。法要をする。B葬式をする」。
この死者が主役だった日本民俗の“お弔い”の変遷を振り返り、いつかその主役になる“お弔い”について、静かに自覚しておこうと思う。

10月 火葬・仏間の始まり
11月 都のお弔い
12月 天皇の仏教葬と念仏供養
1月 戒名・仏壇の一般化
2月 先祖代々墓の始まり
3月 花材になった遺影
(内容は変更の場合あり)