晩秋から初冬の夜空には、ペガスス座から連なる星座やうお座など物静かな秋の星座が広がりますが、今年の秋は惑星たちのドラマチックな動きが目立ちます。
10月5日にくじら座で衝となる土星は環の見え始めが見どころで、水星は10月12日の夕方に東方最大離角、11月21日の明け方に西方最大離角を迎えます。11月26日には天王星がおうし座のすばるとヒアデスの中間で衝となり、双眼鏡での観察や写真撮影の好機となります。内合を経て明けの空に躍り出た金星は、11月30日におとめ座でマイナス4.9等の最大光度となり圧巻の明るさを放ちます。さらに、明けのしし座では木星に足の速い火星が急接近し、11月15日に追い越します。来年2月にともにしし座で衝を迎え逆行する両惑星の、秋の前哨戦から目が離せません。
物静かな秋の星空とともに、見どころ満載な惑星たちのドラマチックな動きを楽しみましょう。