私たちは日頃いろいろな荷を背負って生きています。名刺の肩書もそのひとつ。地域社会、職場、友人、家族などいろいろな人間関係の中で「こうあらねば」と無理矢理自分を枠にはめ、肩肘張って気負ったりしていませんか。時には「腹に一物背に荷物」などと言われたり・・・。でもこういう生き方をしていると身体ばかりか心まで疲れてしまいます。気が萎えると、何ごともうまくいきません。こんな苦しい毎日はうんざりです。

 禅に「下載清風」ということばがあります。「あさいせいふう」と読みます。荷を下ろして軽やかに進む船のように、心に溜め込んだたくさんの積み荷を下ろし、身軽になって、清々しい気持ちで前に進む。そんな人生を送りたいですね。

 仏教(禅)が教えてくれる珠玉のことばから、その糸口を見つけてみませんか。ストレスからも開放され、穏やかな日々を過ごすこと請け合いです。これこそ「日々是れ好日」です。

 【講師プロフィール】1945年静岡県生まれ。インド哲学研究のかたわら、大学時代より能楽に魅せられ、観世流謡曲・仕舞を片山慶次郎師(4世井上八千代息)に、小鼓を大倉流第15世宗家・大倉長十郎師に師事。

※全5回をまとめてお申し込みできるコースです。